聖書朗読 第8回朗読フェア:ペテロの言葉

2020年11月は人気投票3番だった人名で朗読フェアを行います。

前回の11/15㈰はモーセの言葉でした。

今回は11/22㈰ ペテロの言葉!

次回は11/29㈰、パウロの言葉です。

ペテロの言葉のおすすめ箇所

❶マタイによる福音書 14章28〜31節

《背景》海(ガリラヤ湖)の上を歩くイエスに近づこうと、ペテロが海の上を歩み出て行くが、途中でおぼれかける印象的な場面。つい、ペテロの姿と自分の姿を重ねてしまいます。(ヒカルさん推薦)

「するとペテロが答えて言った、「主よ、あなたでしたか。では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」。 イエスは、「おいでなさい」と言われたので、ペテロは舟からおり、水の上を歩いてイエスのところへ行った。 しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。 イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」。
‭‭マタイによる福音書‬ ‭14:28-31‬ ‭口語訳‬‬

❷マタイの福音書 16章16節

《背景》しっちゃかめっちゃかやらかしてる感じのペテロですが、ここぞというときに大きく用いられたりもしています。ここのこの言葉に応答して、主は新約聖書で初めて「教会」という言葉を使われます。そのあとペテロはまたしっちゃかめっちゃかやらかしますが…。(アンテパスさん推薦)

シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」
マタイの福音書 16章 16節(新改訳2003)

❸ルカによる福音書 22章54~62節

《背景》イエスが捕らえられて、それを見について行ったペテロが、人々からイエスの弟子だと言われる。イエスが予告した通り、鶏が鳴く前に3回ペテロはイエスを知らないと否定する。(ヒカルさん推薦)

それから人々はイエスを捕え、ひっぱって大祭司の邸宅へつれて行った。ペテロは遠くからついて行った。 人々は中庭のまん中に火をたいて、一緒にすわっていたので、ペテロもその中にすわった。 すると、ある女中が、彼が火のそばにすわっているのを見、彼を見つめて、「この人もイエスと一緒にいました」と言った。 ペテロはそれを打ち消して、「わたしはその人を知らない」と言った。 しばらくして、ほかの人がペテロを見て言った、「あなたもあの仲間のひとりだ」。するとペテロは言った、「いや、それはちがう」。 約一時間たってから、またほかの者が言い張った、「たしかにこの人もイエスと一緒だった。この人もガリラヤ人なのだから」。 ペテロは言った、「あなたの言っていることは、わたしにわからない」。すると、彼がまだ言い終らぬうちに、たちまち、鶏が鳴いた。 主は振りむいてペテロを見つめられた。そのときペテロは、「きょう、鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と言われた主のお言葉を思い出した。 そして外へ出て、激しく泣いた。
‭‭ルカによる福音書‬ ‭22:54-62‬ ‭口語訳‬‬

❹ヨハネによる福音書 13章4〜9節

《背景》イエスは最後の晩餐の前に弟子たちの足を洗うという謙遜さの模範をしめされました。先生であるイエスから初めてそのようなことをされるのは畏れ多いと感じました。(イサクさん推薦)

夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって腰に巻き、 それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手ぬぐいでふき始められた。 こうして、シモン・ペテロの番になった。すると彼はイエスに、「主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか」と言った。 イエスは彼に答えて言われた、「わたしのしていることは今あなたにはわからないが、あとでわかるようになるだろう」。 ペテロはイエスに言った、「わたしの足を決して洗わないで下さい」。イエスは彼に答えられた、「もしわたしがあなたの足を洗わないなら、あなたはわたしとなんの係わりもなくなる」。 シモン・ペテロはイエスに言った、「主よ、では、足だけではなく、どうぞ、手も頭も」。
‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭13:4-9‬ ‭口語訳‬‬

❺ヨハネによる福音書 21章15~17節

《背景》死から復活したイエスがペテロに問いかけ、それに対してペテロが答える。イエスはペテロに赦しと使命を与えた。(ヒカルさん推薦)

彼らが食事をすませると、イエスはシモン・ペテロに言われた、「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか」。ペテロは言った、「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。イエスは彼に「わたしの小羊を養いなさい」と言われた。 またもう一度彼に言われた、「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。彼はイエスに言った、「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。イエスは彼に言われた、「わたしの羊を飼いなさい」。 イエスは三度目に言われた、「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。ペテロは「わたしを愛するか」とイエスが三度も言われたので、心をいためてイエスに言った、「主よ、あなたはすべてをご存じです。わたしがあなたを愛していることは、おわかりになっています」。イエスは彼に言われた、「わたしの羊を養いなさい。」
‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭21:15-17‬ ‭口語訳‬‬

❻ペテロの手紙第一 1章3~4節

《背景》今聖書部のチャットでエステル記の通読を行っていますが、エステル記のテーマは「隠れた神の隠れた保護」であると触れられました。それに関連して、この箇所を選びました。イエスが復活し、今や見えない存在である御霊として私たちと共にいます。あなたもわたしも、感じているかどうかにかかわらず、彼の見えない保護、顧みを受けています。(ジョシュアさん推薦)

"あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、今見てはいないけれども信じており、ことばに尽くせない、栄えに満ちた喜びに躍っています。あなたがたが、信仰の結果であるたましいの救いを得ているからです。"
ペテロの手紙 第一 1章8~9節(新改訳2017)

❼ペテロの手紙第一 3章13〜16節

《推薦理由》私がクリスチャンになった年、どうやって福音を伝えていけば良いか、という課題を抱えていました。その時、教えていただいた聖句です。(だいずさん推薦)

「もし、善いことに熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう。 しかし、義のために苦しみを受けるのであれば、幸いです。人々を恐れたり、心を乱したりしてはいけません。 心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。 それも、穏やかに、敬意をもって、正しい良心で、弁明するようにしなさい。そうすれば、キリストに結ばれたあなたがたの善い生活をののしる者たちは、悪口を言ったことで恥じ入るようになるのです。」
‭‭ペトロの手紙一‬ ‭3:13-16‬ ‭新共同訳‬

❽ペテロの手紙第一 4章7〜11節

《背景》私はよくほかの人と自分を比べて悩んでしまうことが多くあります。しかし、この聖句で言われているように、神様は私たちそれぞれに賜物を与えてくださっています。だから、その賜物を自分が大切に使えるようにしたいと思わせてくれるこの聖句を選んでみました!(暁子さん推薦)

万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。 不平を言わずにもてなし合いなさい。 あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。 語る者は、神の言葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする人は、神がお与えになった力に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。栄光と力とが、世々限りなく神にありますように、アーメン。
‭‭ペトロの手紙一‬ 4:7-11‬ ‭新共同訳‬

❾使徒の働き 10章9〜20節

《背景》ここは福音の門戸がユダヤ人からすべての異邦人へと開かれた転換点です。ユダヤ人の背景と習慣を持っているユダヤ人の使徒たちや弟子たちが、異邦人に近づくのは、至難なことでした。ですから、この動きは非常に特別なものであって、神のみ使いがそれに携わる必要があったのです。(ナタンさん推薦)

"翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来たころ、ペテロは祈るために屋上に上った。昼の十二時ごろであった。彼は空腹を覚え、何か食べたいと思った。ところが、人々が食事の用意をしているうちに、彼は夢心地になった。すると天が開け、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来るのが見えた。その中には、あらゆる四つ足の動物、地を這うもの、空の鳥がいた。そして彼に、「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」という声が聞こえた。しかし、ペテロは言った。「主よ、そんなことはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」すると、もう一度、声が聞こえた。「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。」このようなことが三回あってから、すぐにその入れ物は天に引き上げられた。

ペテロが、今見た幻はいったいどういうことだろうか、と一人で思い惑っていると、なんと、コルネリウスから遣わされた人たちがシモンの家を捜し当てて、その門口に立ち、声をかけて、「ペテロと呼ばれているシモンはここに泊まっていますか」と尋ねていた。ペテロは幻について思い巡らしていたが、御霊が彼に言われた。「見なさい。三人の人があなたを訪ねて来ています。さあ、下に降りて行き、ためらわずに彼らと一緒に行きなさい。わたしが彼らを遣わしたのです。」"
使徒の働き 10章9~20節(新改訳2017)

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