聖書にあるダビデの言葉を拾い集めてみました
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四、ダビデの詩篇
聖書部運営委員会のお気に入りのダビデの詩篇

この資料の紹介

聖書部朗読フェア第6回「ダビデの言葉」のためにダビデの言葉を拾い集めてみました。聖句はすべて『聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会』からです。それぞれ朗読される際は、どの訳本からでも大丈夫です。ダビデが語った言葉が非常に多いが、朗読によさそうな名場面・名言のみを列挙します。詩篇は朗読にはもってこいの文体です。

<オンライン聖書>

この記事長すぎるので、おすすめだけを教えてくれ

選ぶのが面倒くさい、この記事長すぎ!と言う方のために、是非読んで欲しいおすすめ箇所を冒頭で伝えしちゃいます。リンクになっているので、クリック(タップ)すると該当箇所に飛びます。

歴史の書から(全9箇所)

(1)(7)(9)

詩篇から(全20箇所)

→詩篇にジャンプ

(さらに9箇所を厳選して赤マーカーを引いてあります)

一、歴史書から見る苦境の中で神により頼むダビデ

(1)フェイシング・ザ・ジャイアント

ダビデのデビュー戦、巨人ゴリアテをぱちんこでやっつける名場面。映画「フェイシング・ザ・ジャイアント」と題名の由来であり、ストーリーもこれをモチーフにしている。一度17章全体を読まれてから、下記の部分を朗読されると、より雰囲気にあった朗読ができると思います。範囲を拡大して読むのもウェルカムです。

サムエル記 第一 17章26節

ダビデは、そばに立っている人たちに言った。「このペリシテ人を討ち取って、イスラエルの恥辱を取り除く者には、どうされるのですか。この無割礼のペリシテ人は何なのですか。生ける神の陣をそしるとは。」

サムエル記 第一 17章44~47節

ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かう。今日、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを殺しておまえの頭を胴体から離し、今日、ペリシテ人の軍勢の屍を、空の鳥、地の獣に与えてやる。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るだろう。ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」

(2)ダビデがケイラの住民を救うべきかを神に問う

ダビデは戦いごとに、神に伺った。これは多くの事例のうちの一つの事例にすぎない。

サムエル記 第一 23章1~5節

「今、ペリシテ人がケイラを攻めて、打ち場を略奪しています」と言って、ダビデに告げる者がいた。ダビデは主に伺って言った。「行って、このペリシテ人たちを討つべきでしょうか。」主はダビデに言われた。「行け。ペリシテ人を討ち、ケイラを救え。」ダビデの部下は彼に言った。「ご覧のとおり、私たちは、ここユダにいてさえ恐れているのに、ケイラのペリシテ人の陣地に向かって行けるでしょうか。」ダビデはもう一度、主に伺った。すると主は答えられた。「さあ、ケイラに下って行け。わたしがペリシテ人をあなたの手に渡すから。」ダビデとその部下はケイラに行き、ペリシテ人と戦い、彼らの家畜を奪い返し、ペリシテ人を討って大損害を与えた。こうしてダビデはケイラの住民を救った。"

(3)略奪隊を追うべきかを神に伺うダビデ

サムエル記 第一 30章6~8節

"ダビデは大変な苦境に立たされた。兵がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩ませ、ダビデを石で打ち殺そうと言い出したからだった。しかし、ダビデは自分の神、主によって奮い立った。ダビデは、アヒメレクの子、祭司エブヤタルに言った。「エポデを持って来なさい。」エブヤタルはエポデをダビデのところに持って来た。ダビデは主に伺った。「あの略奪隊を追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」すると、お答えになった。「追え。必ず追いつくことができる。必ず救い出すことができる。」"

二、心やさしいダビデの姿

(4)サウルを見逃してかつ泣かしたダビデ

不従順のゆえ、神に見捨てられた、イスラエルの初代の王であるサウルがダビデを嫉妬して、殺そうと追撃しまくった。そしてある洞窟の中でうんちしていた。ちょうどダビデと従者たちが隠れていた洞窟であった。従者に殺せと唆されたが、ダビデはサウルの裾をナイフで切ることにとどめた。それでも彼は自責したので。ここはダビデの純粋さがサウルと強烈なコントラストとしてうかがえる、名場面である。下記にダビデの言葉のみ抜き出しているが、24章全体(22節ある)を全部読んでから下記の箇所を朗読するのがよいでしょう。全部朗読するのもウェルカムです。

サムエル記 第一 24章9~15節

そしてダビデはサウルに言った。「なぜ、『ダビデがあなたに害を加えようとしている』と言う人のことばに、耳を傾けられるのですか。今日、主が洞穴で私の手にあなたをお渡しになったのを、あなたの目はご覧になったのです。ある者はあなたを殺すようにと言ったのですが、私は、あなたのことを思って、『私の主君に手を下すことはしない。あの方は主に油注がれた方だから』と言いました。わが父よ。どうか、私の手にあるあなたの上着の裾をよくご覧ください。あなたの上着の裾を切り取りましたが、あなたを殺しはしませんでした。それによって、私の手に悪も背きもないことを、お分かりください。あなたに罪を犯していないのに、あなたは私のいのちを取ろうと狙っておられるのです。どうか、主が私とあなたの間をさばき、主が私のために、あなたに報いられますように。しかし、私はあなたを手にかけることはいたしません。昔のことわざに『悪は悪者から出る』と言います。私はあなたを手にかけることはいたしません。イスラエルの王はだれを追って出て来られたのですか。だれを追いかけておられるのですか。死んだ犬の後でしょうか。一匹の蚤の後でしょうか。どうか主が、さばき人となって私とあなたの間をさばき、私の訴えを取り上げて擁護し、正しいさばきであなたの手から私を救ってくださいますように。」

(5)サウルを二度目に見逃すダビデ

またまた、ダビデを殺そうとするサウルが無防備の状態でダビデの前に姿をさらす。神が油塗られた(預言者サムエルを通して正式に任命した)方に手を加えてはいけないとするダビデは、またも見逃す。

サムエル記 第一 26章7~12節

"ダビデとアビシャイは夜、兵たちのところに来た。見ると、サウルは幕営の中で横になって寝ていて、彼の槍が、枕もとの地面に突き刺してあった。アブネルも兵たちも、その周りに眠っていた。アビシャイはダビデに言った。「神は今日、あなたの敵をあなたの手に渡されました。どうか私に、槍で一気に彼を地面に突き刺させてください。二度することはしません。」ダビデはアビシャイに言った。「殺してはならない。主に油注がれた方に手を下して、だれが罰を免れるだろうか。」ダビデは言った。「主は生きておられる。主は必ず彼を打たれる。時が来て死ぬか、戦いに下ったときに滅びるかだ。私が主に逆らって、主に油注がれた方に手を下すなど、絶対にあり得ないことだ。さあ、今は、枕もとにある槍と水差しを取って、ここから出て行こう。」ダビデはサウルの枕もとの槍と水差しを取り、二人は立ち去ったが、だれ一人としてこれを見た者も、気づいた者も、目を覚ました者もいなかった。主が彼らを深い眠りに陥れられたので、みな眠り込んでいたのである。"

(6)サウルとその息子ヨナタンのために哀歌を歌うの巻

サウルに追撃されまくるも、サウルの死を惜しんだダビデの哀歌。なんと神を恐れ、愛を持った男なのでしょうか!それに至るまでの背景はややこしいので、11節から読んでみてください。

サムエル記 第二 1章17~27節

"ダビデは、サウルのため、その息子ヨナタンのために、次の哀歌を歌った。

これはユダの子らに弓を教えるためのもので、『ヤシャルの書』にまさしく記されている。

「イスラエルよ、君主はおまえの高き所で殺された。ああ、勇士たちは倒れた。

これをガテに告げるな。アシュケロンの通りに告げ知らせるな。ペリシテ人の娘らを喜ばせないために。無割礼の者の娘らが喜び躍ることがないために。

ギルボアの山よ。高原の野よ。おまえたちの上に、露は降りるな。雨も降るな。そこでは勇士たちの盾が汚され、サウルの盾に油も塗られなかったからだ。

殺された者の血から、勇士たちの脂から、ヨナタンの弓は退くことがなく、サウルの剣も、空しく帰ることがなかった。

サウルもヨナタンも、愛される、立派な人だった。生きているときも死ぬときも、二人は離れることはなく、鷲よりも速く、雄獅子よりも強かった。

イスラエルの娘たちよ、サウルのために泣け。サウルは、紅の衣を華やかにおまえたちに着せ、おまえたちの装いに金の飾りを着けてくれた。

ああ、勇士たちは戦いのさなかに倒れた。ヨナタンはおまえの高き所で殺された。

あなたのために私はいたく悲しむ。私の兄弟ヨナタンよ。あなたは私を大いに喜び楽しませ、あなたの愛は、私にとって女の愛にもまさって、すばらしかった。

ああ、勇士たちは倒れた。戦いの器は失せた。」

(7)命がけの三勇士に感動し、頂いた水を神に捧げたダビデの巻

サムエル記 第二 23章15~17節

"ダビデは切に望んで、「だれかが私に、ベツレヘムの門にある井戸の水を飲ませてくれたらよいのだが」と言った。三人の勇士はペリシテ人の陣営を突き破って、ベツレヘムの門にある井戸から水を汲み、それを携えてダビデのところに持って来た。しかしダビデはそれを飲もうとはせず、それを主の前に注いで、こう言った。「主よ。そんなことをするなど、私には絶対にできません。これは、いのちをかけて行って来た人たちの血ではありませんか。」彼はそれを飲もうとはしなかった。三勇士は、そのようなことまでしたのである。"

三、その他もろもろ

(8)敵の手に陥るよりも神の手に陥ることを選ぶダビデの巻

サムエル記 第二 24章10~15節

"ダビデは、民を数えた後で、良心のとがめを感じた。ダビデは主に言った。「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。主よ、今、このしもべの咎を取り去ってください。私は本当に愚かなことをしました。」朝ダビデが起きると、主のことばがダビデの先見者である預言者ガドにあった。「行ってダビデに告げよ。『主はこう言われる。わたしはあなたに三つのことを負わせる。そのうちの一つを選べ。わたしはあなたに対してそれを行う。』」ガドはダビデのもとに行き、彼に告げた。「七年間の飢饉が、あなたの国に来るのがよいか。三か月間、あなたが敵の前を逃げ、敵があなたを追うのがよいか。三日間、あなたの国に疫病があるのがよいか。今、よく考えて、私を遣わされた方に何と答えたらよいかを決めなさい。」ダビデはガドに言った。「それは私には非常に辛いことです。主の手に陥らせてください。主のあわれみは深いからです。私が人の手には陥らないようにしてください。」主は、その朝から定められた時まで、イスラエルに疫病を下された。ダンからベエル・シェバに至るまで、民のうち七万人が死んだ。"

(9)神の宮を建てることを子ソロモンにたくすダビデの巻

ダビデは神のために宮を建てたいと願うが、戦士で人の血を流していたため、神はそれを許さず、その子のソロモンにたくすように命じた。

歴代誌 第一 28章9~10節

"わが子ソロモンよ。あなたの父の神を知り、全き心と喜びの気持ちをもって神に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いの動機を読み取られるからである。もし、あなたが神を求めるなら、神はあなたにご自分を現される。もし、あなたが神を離れるなら、神はあなたをとこしえまでも退けられる。今、心に留めなさい。主は聖所となる宮を建てるために、あなたを選ばれた。勇気を出して実行しなさい。」"

四、ダビデの詩篇

ダビデの詩篇全部

内容が非常に多く御言を書き出しませんが、詩篇ですから!どれをとっても朗読にふさわしいものです。お気に入りの箇所をお読みください。

詩篇33234415165687186101103108110122124131133138145

合計:74篇

10篇に著者の記載はないが、9篇と組み合わされたアルファベットによるアクロスティックであるため、ダビデの詩とされる。
71篇に著者の記載はないが、内容からダビデのものであると言われている。また、69篇と70篇と併せて、ダビデの祈りの三部作とされる。

聖書部運営委員会のお気に入りのダビデの詩篇

それでも、多すぎて選びにくい方のために、聖書部運営委員会のメンバーのお気に入りをご紹介いたします。カッコ中はその詩篇に含まれる節数。

74篇の中から、20篇を選びました。長い詩篇に関しては、おすすめの短い部分も記載しています。節の切り方はご自分の好みでも構いません。なるべくひとまとまりの内容にしましょう。

20篇の中からさらに9篇の名詩篇を厳選して、★をつけて赤マーカーを引いています。

なお、名詩篇と言っているのは委員会がかってに経験で選んでいるだけなので、ご了承ください。

第8篇:「人の子とはいったい何ものなのでしょう」

全部で9節あります。よく引用される箇所、読むなら全部かな。イエスについての予言がある(4-8節)。分けにくいので全部読もう!

"幼子たち乳飲み子たちの口を通して
あなたは御力を打ち立てられました。
あなたに敵対する者に応えるため
復讐する敵を鎮めるために。
あなたの指のわざであるあなたの天
あなたが整えられた月や星を見るに
人とは何ものなのでしょう。
あなたが心に留められるとは。
人の子とはいったい何ものなのでしょう。
あなたが顧みてくださるとは。
あなたは人を御使いよりわずかに欠けがあるものとし
これに栄光と誉れの冠をかぶらせてくださいました。
あなたの御手のわざを人に治めさせ
万物を彼の足の下に置かれました。
羊も牛もすべてまた野の獣も
空の鳥海の魚海路を通うものも。
主よ私たちの主よ
あなたの御名は全地にわたり
なんと力に満ちていることでしょう。"
詩篇 8篇2~9節

第13篇:「神よ、かくれんぼはもうよしてくれ」的な話し

全部で6節のみです。全部読もう!

"主よいつまでですか。
あなたは私を永久にお忘れになるのですか。
いつまで御顔を私からお隠しになるのですか。
いつまで私は自分のたましいのうちで
思い悩まなければならないのでしょう。
私の心には一日中悲しみがあります。
いつまで敵が私の上におごり高ぶるのですか。
私に目を注ぎ私に答えてください。私の神主よ。
私の目を明るくしてください。
私が死の眠りにつかないように。
「彼に勝った」と私の敵が言わないように。
私がぐらつくことを逆らう者が喜ばないように。
私はあなたの恵みに拠り頼みます。
私の心はあなたの救いを喜びます。
私は主に歌を歌います。
主が私に良くしてくださいましたから。"
詩篇 13篇1~6節

第16篇:「私の幸いはあなたのほかにはありません」

全部で11節あります。キリストについての予言がある(10節)。分けるなら、16節、711

"神よ私をお守りください。
私はあなたに身を避けています。
私は主に申し上げます。
「あなたこそ私の主。
私の幸いはあなたのほかにはありません。」
地にある聖徒たちには威厳があり
私の喜びはすべて彼らの中にあります。
ほかの神に走った者の痛みは増し加わります。
私は彼らが献げる血の酒を注がず
その名を口にいたしません。
主は私への割り当て分また杯。
あなたは私の受ける分を堅く保たれます。
割り当ての地は定まりました。私の好む所に。
実にすばらしい私へのゆずりの地です。"
詩篇 16篇1~6節

"私はほめたたえます。助言を下さる主を。
実に夜ごとに内なる思いが私を教えます。
私はいつも主を前にしています。
主が私の右におられるので
私は揺るがされることがありません。
それゆえ私の心は喜び
私の胸は喜びにあふれます。
私の身も安らかに住まいます。
あなたは私のたましいをよみに捨て置かず
あなたにある敬虔な者に滅びをお見せにならないからです。
あなたは私にいのちの道を知らせてくださいます。
満ち足りた喜びがあなたの御前にあり
楽しみがあなたの右にとこしえにあります。"
詩篇 16篇7~11節

第17篇:「神よ私はあなたを呼び求めました」

全部で15節あります。厳選するなら69

"神よ私はあなたを呼び求めました。
あなたは私に答えてくださるからです。
私に耳を傾けて私のことばを聞いてください。
あなたの右の手で奇しい恵みをお示しください。
向かい立つ者どもから身を避ける者を救う方。
瞳のように私を守り御翼の陰にかくまってください。
私を襲う悪しき者から私を取り巻く貪欲な敵から。"
詩篇17篇6~9節

第18篇:「わが〇〇」九連続「わが力・わが巌…」

全部で50節あります。厳選するなら13

"彼は言った。わが力なる主よ。
私はあなたを慕います。
主はわが巌 わが砦 わが救い主
身を避けるわが岩 わが神。
わが盾 わが救いの角 わがやぐら。
ほめたたえられる方。
この主を呼び求めると
私は敵から救われる。"
詩篇 18篇1~3節

第19篇(14節分):「天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる」

全部で14節あります。短く読みたいなら、1〜6節、7〜10節、11〜14節、いずれかの区分から選んで読みましょう。内容は素晴らしいので、是非読んで欲しい。

"天は神の栄光を語り告げ
大空は御手のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ話を伝え夜は夜へ知識を示す。
話しもせず語りもせずその声も聞こえない。
しかし その光芒は全地に
そのことばは世界の果てまで届いた。
神は天に太陽のために幕屋を設けられた。
花婿のように太陽は部屋から出て
勇士のように走路を喜び走る。
天の果てからそれは昇り
天の果てまでそれは巡る。
その熱から隠れ得るものは何もない。"
詩篇 19篇1~6節

"主のおしえは完全でたましいを生き返らせ
主の証しは確かで浅はかな者を賢くする。
主の戒めは真っ直ぐで人の心を喜ばせ
主の仰せは清らかで人の目を明るくする。
主からの恐れはきよくとこしえまでも変わらない。
主のさばきはまことでありことごとく正しい。
それらは金よりも多くの純金よりも慕わしく
蜜よりも蜜蜂の巣の滴りよりも甘い。"
詩篇 19篇7~10節

"あなたのしもべもそれらにより戒めを受け
それを守れば大きな報いがあります。
だれが 自分の過ちを悟ることができるでしょう。
どうか 隠れた罪から私を解き放ってください。
あなたのしもべを傲慢から守ってください。
それらが私を支配しないようにしてください。
そのとき私は 大きな背きから解き放たれて
全き者となるでしょう。
私の口のことばと 私の心の思いとが
御前に受け入れられますように。
主よ わが岩 わが贖い主よ。"
詩篇 19篇11~14節

第22篇:「会衆の中であなたを賛美します」

全部で31節あります。キリストに関する予言があります。厳選するなら2225

"私はあなたの御名を兄弟たちに語り告げ
会衆の中であなたを賛美します。
主を恐れる人々よ主を賛美せよ。
ヤコブのすべての裔よ主をあがめよ。
イスラエルのすべての裔よ主の前におののけ。
主は貧しい人の苦しみを蔑まずいとわず
御顔を彼から隠すことなく
助けを叫び求めたとき聞いてくださった。
大いなる会衆の中での私の賛美はあなたからのものです。
私は誓いを果たします。主を恐れる人々の前で。"
詩篇 22篇22~25節

23篇:★名詩篇代表格「主は私の羊飼い」

全部で6節あります。

"主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ
いこいのみぎわに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ
御名のゆえに私を義の道に導かれます。
たとえ死の陰の谷を歩むとしても
私はわざわいを恐れません。
あなたがともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖それが私の慰めです。
私の敵をよそにあなたは私の前に食卓を整え
頭に香油を注いでくださいます。
私の杯はあふれています。
まことに私のいのちの日の限り
いつくしみと恵みが私を追って来るでしょう。
私はいつまでも主の家に住まいます。"
詩篇 23篇1~6節

第34篇:「私はあらゆるときに主をほめたたえる」

全部で22節あります。厳選するなら13

"私はあらゆるときに主をほめたたえる。
私の口にはいつも主への賛美がある。
私のたましいは主を誇る。
貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。
私とともに主をほめよ。
一つになって御名をあがめよう。"
詩篇 34篇1~3節

42篇:★名詩篇「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように」

全部で11節あります。厳選するなら15

"鹿が谷川の流れを慕いあえぐように
神よ 私のたましいはあなたを慕いあえぎます。
私のたましいは 神を
生ける神を求めて 渇いています。
いつになれば 私は行って
神の御前に出られるのでしょうか。
昼も夜も 私の涙が
私の食べ物でした。
「おまえの神はどこにいるのか」と
人が絶えず私に言う間。
私は自分のうちで思い起こし
私のたましいを注ぎ出しています。
私が祭りを祝う群衆とともに
喜びと感謝の声をあげて
あの群れと一緒に
神の家へとゆっくり歩んで行ったことなどを。
わがたましいよ
なぜおまえはうなだれているのか。
私のうちで思い乱れているのか。
神を待ち望め。
私はなおも神をほめたたえる。
御顔の救いを。"
詩篇 42篇1~5節

第45篇:「神よあなたの王座は世々限りなく」

全部で17節あります。キリストに関する予言がある。厳選するなら69

"神よ あなたの王座は世々限りなく
あなたの王国の杖は公平の杖。
あなたは義を愛し悪を憎む。
それゆえ神よあなたの神は
喜びの油をあなたに注がれた。
あなたに並ぶだれにもまして。
あなたの服はみな没薬 アロエ シナモンの香りを放ち
象牙の宮殿に流れる弦の調べはあなたを喜ばせた。
あなたの貴婦人たちの中には
諸国の王の娘らもいて
王妃はあなたの右に立つ。
オフィルの金を身に着けて。"
詩篇 45篇6~9節

第48篇:「高嶺の麗しさは全地の喜び」

全部で14節あります。厳選するなら13

"主は大いなる方。大いにほめたたえられるべき方。
主の聖なる山私たちの神の都で。
高嶺の麗しさは全地の喜び。
北の端なるシオンの山は大王の都。
神はその都の宮殿でご自分を砦として示された。"
詩篇 48篇1~3節

51篇:★名詩篇「神よ私にきよい心を造り」

全部で19節あります。「神よ、私にきよい心を造り、揺るがない霊を私のうちに新しくしてください。」(10節)ダビデがバテ・シバと寝てしまったあとに、ナタンに叱責された時の詩篇。厳選するなら、10-12節!これは現代でも有名な歌手によって賛美歌にして歌われた箇所!

"神よ 私にきよい心を造り
揺るがない霊を 私のうちに新しくしてください。
私をあなたの御前から投げ捨てず
あなたの聖なる御霊を私から取り去らないでください。
あなたの救いの喜びを私に戻し
仕えることを喜ぶ霊で私を支えてください。"
詩篇 51篇10~12節

第57篇:「神よ私の心は揺るぎません」

全部で11節あります。厳選するなら711

"神よ私の心は揺るぎません。私の心は揺るぎません。私は歌いほめ歌います。私のたましいよ目を覚ませ。琴よ竪琴よ目を覚ませ。私は暁を呼び覚まそう。主よ私は国々の民の間であなたに感謝しもろもろの国民の間であなたをほめ歌います。あなたの恵みは大きく天にまで及びあなたのまことは雲にまで及ぶからです。神よあなたが天であなたの栄光が全地であがめられますように。"
詩篇 57篇7~11節

62篇:★名詩篇「私のたましいよ黙ってただ神を待ち望め」

全部で12節あります。厳選するなら5〜8節(有名な箇所、おすすめ!)

"私のたましいよ黙ってただ神を待ち望め。私の望みは神から来るからだ。神こそわが岩わが救いわがやぐら。私は揺るがされることがない。
私の救いと栄光はただ神にある。私の力の岩と避け所は神のうちにある。民よどんなときにも神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神はわれらの避け所である。セラ"
詩篇 62篇5~8節

122篇:★名詩篇「エルサレムの平和のために祈れ」

全部で9節あります。6〜9節は超有名箇所。短いので、全部読もう!

"エルサレムの平和のために祈れ。「あなたを愛する人々が安らかであるように。あなたの城壁の内に平和があるように。あなたの宮殿の内が平穏であるように。」私の兄弟友のためにさあ私は言おう。「あなたのうちに平和があるように。」私たちの神主の家のために私はあなたの幸いを祈り求めよう。"
詩篇 122篇6~9節

131篇:★名詩篇「主よ私の心はおごらず私の目は高ぶりません」

全部で3節のみです。有名箇所。絶対読もう!心を落ち着かせたいときにどうぞ!

"主よ私の心はおごらず私の目は高ぶりません。及びもつかない大きなことや奇しいことに私は足を踏み入れません。まことに私は私のたましいを和らげ静めました。乳離れした子が母親とともにいるように乳離れした子のように私のたましいは私とともにあります。イスラエルよ今よりとこしえまで主を待ち望め。"
詩篇 131篇1~3節

132篇:名詩篇「御住まいを私が見出すまでは」

全部で18節あります。ダビデが神の宮を願う有名な祈り、1〜5節を読もう!

"主よダビデのために彼のすべての苦しみを思い出してください。
彼は主に誓いヤコブの力強き方に誓いを立てました。「私は決して私の家の天幕に入りません。私のために備えられた寝床にも上がりません。
私の目に眠りを与えません。私のまぶたにまどろみさえ。主のために一つの場所をヤコブの力強き方のために御住まいを私が見出すまでは。」"
詩篇 132篇1~5節

133篇:★名詩篇「兄弟たちが一つになってともに生きること」

全部で3節のみです。超有名箇所。絶対読もう!ひとつ心でともに生きる素晴らしさを歌っている。

"見よ。なんという幸せなんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになってともに生きることは。それは頭に注がれた貴い油のようだ。それはひげにアロンのひげに流れて衣の端にまで流れ滴る。それはまたヘルモンからシオンの山々に降りる露のようだ。主がそこにとこしえのいのちの祝福を命じられたからである。"
詩篇 133篇1~3節

139篇:★名詩篇「主よ、あなたは私を探り、知っておられます」

全部で24節あります。これも名詩篇の一つ。神は全てを知っており、彼から隠しようがなく、逃げようもない。厳選するなら112節。後半も捨てがたいが・・・

"主よあなたは私を探り知っておられます。
あなたは私の座るのも立つのも知っておられ遠くから私の思いを読み取られます。
あなたは私が歩くのも伏すのも見守り私の道のすべてを知り抜いておられます。
ことばが私の舌にのぼる前になんと主よあなたはそのすべてを知っておられます。
あなたは前からうしろから私を取り囲み御手を私の上に置かれました。
そのような知識は私にとってあまりにも不思議あまりにも高くて及びもつきません。
私はどこへ行けるでしょう。あなたの御霊から離れて。どこへ逃れられるでしょう。あなたの御前を離れて。
たとえ私が天に上ってもそこにあなたはおられ私がよみに床を設けてもそこにあなたはおられます。
私が暁の翼を駆って海の果てに住んでも
そこでもあなたの御手が私を導きあなたの右の手が私を捕らえます。
たとえ私が「おお闇よ私をおおえ。私の周りの光よ夜となれ」と言っても
あなたにとっては闇も暗くなく夜は昼のように明るいのです。暗闇も光も同じことです。"
詩篇 139篇1~12節

 

以上です。是非どれかを選んで、朗読してみてくださいね。