
2022/10/26 聖書部オプチャより
考察対象の聖句はこちらです。
"恋なすびは香りを放ち、私たちの門のそばには、すべての最上の果物があります。新しいものも、古いものも。私の愛する方よ、これはあなたのために蓄えておいたものです。"
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
雅歌 7章13節
ジョシュア:
新しい果物と古い果物か、真っ先に、摘みたての葡萄とレーズンを連想しました( ´∀`)
カオナシ:
日本なら梅とか干し柿とか(´-`).。oO(
ジョシュア:
ですね!(≧∇≦)
雅歌が身近に感じました!
まじめな考察プロセスをお見せします
困った時にまず開くのがバイブルハブです。ここで公開されている英文のコメンタリーを調べましたが、特に良い解釈が見つかりませんでした。
次に回復訳聖書を開きました。フットノートにはこう書いてあります。

「新しいものと古いもの」は「彼女が愛の中で、彼女の愛する方のために蓄えているものであるてということです。」ということですが、よく分かりません。
クロスレファレンス(引証聖句)を見ると、マタイ13:52がリストアップされれているので、開いてみました。
おお!これは良い手がかりのようです。
"そこでイエスは言われた。「こういうわけで、天の御国の弟子となった学者はみな、自分の倉から新しい物と古い物を取り出す、一家の主人のようです。」"
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 13章52節
これは姉妹節と言っても過言ではありませんね!
「新しい物と古い物」についてのフットノートは下記の通りです。
王国の奥義に関する七つのたとえを与えた後、主は弟子となった聖書学者を、倉、すなわち、新しい物と古い物の豊富な蓄えを持っている一家の主人にたとえられました。新しい物と古い物は、聖書の新しい知識と古い知識だけではなく、王国での命の新しい経験と古い経験をも象徴しています。
回復訳聖書 日本福音書房
非常に簡潔に書かれています。その通りだと思いますが、抽象的でちょっと物足りないので、戻ってバイブルハブのコメンタリーを開いたら、マタイ13:52について腑に落ちた良い解釈がありました。回復訳聖書のフットノートと同じ解釈ですが、より具体的で分かりやすいです。特に “Pulpit Commentary”が良いです。
とはいえ英文ですので、噛み砕いて消化したものを、私の理解として、私の表現で下記の通り共有いたします。
まず、文脈から、明らかに新旧どちらも良い物です。それはキリストについて、過去に経験した真理、最近経験した真理というふうに捉えることができます。
それぞれ旧約と新約を指しているという説もありますが、半分だけ正しいです。新約時代を迎えたその時は、そういうことができました。しかし新約の教えや経験でも、時間が経てば過去の知識になります。信者は常にキリストの対するフレッシュな経験が必要です。そしてフレッシュな経験はいずれも過去の経験、霊的資産として貯蔵されていきます。
私たちはキリストの生きた臨在に触れるということから引退することはできず、生涯通して現役プレーヤーである必要があると、という霊的メッセージが込められているのではないかと思います。
同じ日本福音書房が出している、全巻1984メッセージに及ぶ詳細なコメンタリー『ライフスタディー』には“Pulpit Commentary”に匹敵する詳細な説明はあるかもしれません。
他の解説書も色々読み比べたらなおよしですが、この時点で既に腑に落ちてしまったので、これ以上調べるモチベーションは高くないです(笑)。
参考文献
*コメンタリーはすべて正しいとは限りません。よく吟味して受け入れる必要があります。聖書の他の箇所との整合性を検証することによって、だいたい判断がつきます。
この記事を書いた人
文:ジョシュア
画像:Dream Studio (Prompt: apples, grapes, pomegranates, oranges. mat painting, Vincent Van Gogh. HQ)